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アドバイザリースタッフの皆様・一般消費者の皆様へ

アドバイザリースタッフの皆様へ

日ごろより研究会活動にご支援いただきありがとうございます。

アドバイザリースタッフ制度が出来てから、既に20年が経過していますが、残念ながら、消費者の方にアドバイザリースタッフの存在が広く知られていないのが実際です。
2024年春に起きた機能性表示食品の紅麹含有サプリメントの健康被害拡大を受けて、消費者の方の健康食品への不安が大きくなり、実際に使用している健康食品について相談をしたいという方も増えているようです。
この紅麹含有サプリメントの健康被害は、機能性表示食品の届出制度自体が原因で起こったものでも、紅麹の食品としての安全性の問題でもありません。しかしながら、連日のテレビのワイドショーなどの報道により、紅麹を原料とした食品全般で健康被害が起こるのではと考えられ、紅麹製品の買え控えが起こりました。また、サプリメントの売り上げも落ち込んだと言われています。
「情報」が溢れている現代では、「正しい情報」を得ることが、本当に難しい状況といっても過言ではありません。
我々、アドバイザリースタッフは、消費者に健康食品等の正しい情報提供をすることにより、消費者に適切な健康食品・サプリメントを選択していただき、それらを健康生活に役立ていただくことが、一つの責務と考えます。一方で、間違った利用法をしている消費者に、正しい利用法を伝えること、場合によっては使用の中止を促すことにより、健康被害を事前に防ぐことも責務です。

2024年4月から、アドバイザリースタッフの所管は、厚生労働省から消費者庁に移管されました。より消費者の目線に立った活動が必要になってきます。
毎年実施される食品表示に関する消費者意識調査の結果では、保健機能食品をしっかり理解している人は、多くありません。その一方で、多くの方が特保や機能性表示食品を利用しています。美味しい食品として食べるのであれば問題はありませんが、健康機能を期待して利用するのであれば、どのように利用したら目的とする健康機能が得られるのかを理解したうえで利用する必要があります。我々は、安全性だけではなく、機能性を期待する人たちにも、情報を伝えていく必要があると考えます。
日々、資格者が活動すべきことはたくさんあります。一つ一つの活動が、アドバイザリースタッフの認知向上につながり、消費者に知られ、必要な資格者となっていくと思います。

研究会は、今後とも、会員の皆さんが、製品と消費者の仲介者・翻訳者となり、正しい情報を提供する役目を担っていけるように、さまざまな情報をメールマガジン、ブログ等を通じてお届けいたします。しばらくの間、新型コロナ感染症で開催できなかった研修会も復活させていきたいと考えています。
今後は、消費者向けの情報発信にも力を入れていきたいと考えておりますので、今後とも、当研究会へのご支援ご指導の程、宜しくお願い申しあげます。

 一般消費者の皆様へ

アドバイザリースタッフ研究会は、2002年3月に厚生労働省より示された「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフ の養成に関する基本的考え方について」に基づいて養成・認定された健康食品等の利用に関して正しい情報を提供できる資格者の研究会で、2013年4月に発足し、10年以上活動を続けています。
会員は全て、アドバイザリースタッフ資格を有し、健康食品に関する知識の研鑽を積む者であり、多くの者は、医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師などの国家資格を有しています。
2024年春に起きた、紅麹含有サプリメントの健康被害で、健康食品やサプリメントの利用に不安を覚えた方も多いかと思います。機能性表示食品や特定保健用食品をはじめとした健康食品やサプリメントに関してわからない点がありましたら、ぜひアドバイザリースタッフに質問してください。
アドバイザリースタッフ研究会では、一般の皆さんからの健康食品の相談を受けられる者を「健康食品相談を受けられるアドバイザリースタッフ一覧」として紹介しております。ぜひご利用いただければと存じます。 また、講演会等の講師も派遣しておりますので、お気軽にご相談下さい。

アドバイザリースタッフ研究会 代表世話人 千葉 一敏

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厚生労働省 アドバイザリースタッフの紹介ページ。

消費者庁 アドバイザリースタッフの紹介ページ