アドバイザリースタッフ研究会「2014春期研修会」大阪

2014-04-18

アドバイサリースタッフ研修会2014年春期研修会(大阪)に参加して

桜は散ってしまいましたが、春の陽気漂う日曜日午後一時からの開始でした。会場は100人を超える出席者で盛会でした。


第一部は大澤俊彦先生による「守りの栄養学」から「攻めの栄養学」へ0413_b

冒頭より、「時代はもう、『食材が安全かどうかやカロリーなどを摂りすぎてはいないだろうか』といった守りの発想ではなく、『機能食品の積極的摂取により考えられるリスクを改善したい』という発想に転じている」という言葉から始まりました。衝撃的でした。

主に抗酸化食品因子について、聞きなれた食品因子であったり、あまり流通のないキノコだったりと、先生の愉快で明快なお話で時間がもっとあったらと思いながらたくさんの言葉を書き留めました。
その食品(基原となる植物・原料)の機能性評価とバイオマーカー、疫学、商品の製造と臨床試験に関する事、どれもすぐ業務に使える(もっと勉強したい)と思えるものばかりでした。そして、今年大きく制度が動く一般健康食品の機能性表示の仕組みの整備についての概要もお教えいただきました。
リスクの早期発見に役立つバイオマーカーや簡単なチック方法、個人差を認識して「より効果的な摂取の形」などもこれからは注目だな、と感じました。
参加者から、医薬品との相互作用情報を商品へ明記してほしいとの意見がだされ、私自身も大いに共感しました。

第二部は田村忠司先生による「サプリメントの作り方と良い製品を選ぶポイント」でした。
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とても歯切れのいいお話で、アドバイザリースタッフとしてひたすら表示を見ていた私ですが、もう少し踏み込んで計算することも必要だと思いました。
サプリについて「どの商品がいいの?」「本当は使っていいの?悪いの?」とストレートに聞かれた時、有資格者としてお応えする自信がないわけではないのですが、即座に決定的で納得いく短い言葉が見当たらず歯切れが悪かったと思います。
消費者に、ご自身の生活習慣を反省してもらうように指導し、現実には「1粒ですべてを改善する万能ツール」などあり得ないことを伝えて各商品の品定めをしようと思いました。
まずは害にならない商品を見極めるポイントから身につけていこうと思いました。

時代変化に伴う現代人の多種多様な食生活や食行動、加工食品の高度な技術のおかげで、おいしいものを容易に手に入れることができますが、代償として栄養低下を招いているという現状を聞いて、寄り添いと傾聴の重要性を改めて意識しました。
理想論を戦わせるのではなく、その人にできる改善を提案すること。我々は食品の表示をしっかり読み解き、安全性・正当性を考えること。
先生が、サプリを「わざとバランスの悪いものを作った」と表現された意味をよく考え、サプリを本当に必要とする人にとって、我々が少しアドバイスをすることで、気づきと改善を試すきっかけになるように、これからも情報を大事に精査し、しっかり勉強していきたいと思いました。
終わりに、相談に乗ってあげたいがどのようにしたら良い品が入手できるかとの質問もでました。天然・合成・添加物・賦形剤など商品開発と製造にご苦労があることが良く分りました。
サプリは奥が深く複雑である。だから国民が自分の状態を十分理解し、自ら選ぶことは困難であり、トラブルを生む結果になることが多々あるのかとあらためて思いました。

薬剤師、主婦歴30年、NRサプリメントアドバイザーの私が感じた事でした。

平成26年4月13日 市場 恵子