研究会主催 「2018研修会」講演情報 大阪1

アドバイザリースタッフ研究会主催「2018年春期研修会」の講演概要を公開いたします。

4月15日(日)大阪1 会場

演題1 「我国におけるスポーツサプリメントのアンチドーピング認証プログラムの実態」
株式会社ドーム 青柳 清治 先生

2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会、2021年ワールドマスターズゲームズと、我国では3年連続で世界的なスポーツイベントが目白押しに再来年から開催される。スポーツイベントとなると毎回・毎年ドーピング問題が浮き彫りになって、その話題が尽きない。計画的なドーピングは論外であるが、未だ後を絶たないのがサプリメントを介した「うっかりドーピング」である。昨年もJリーグのサッカー選手が、そして数か月前には国体の自転車競技の選手の問題が話題になったが、同じサプリメントがインカレの競泳選手でも陽性問題を起こしている。更にライバル選手の飲料に禁止物質を混入させたカヌー選手など、ドーピングの話題は尽きない。

では、我国におけるサプリメントのアンチドーピング対策はいったいどうなっているのだろうか?日本アンチドーピング機構(JADA)が2007年から展開している認証プログラムがあるが、あくまでも多額の協賛金を払っている限られた企業のみがその対象となっており、閉鎖的で不透明な運営が問題となっている。

一方、世界的なサプリメントのアンチドーピングプログラムであるインフォームドチョイス(Informed-Choice)が2016年から日本でも運営が開始しており、その認証を受ける製品が続々と登場している。インフォームドチョイスは透明性や精度が高く、世界中で200のブランド、850製品が認証を受けている。既に国内では15ブランドの40製品が認証を受けている。

本日は既存の認証プログラムの問題点と新たな展開が進行中ですのでその紹介と、グローバルスタンダードであるインフォームドチョイスが如何に優れているかを中心にお話いたします。

演題2 「今さら誰にも聞けない基礎栄養学~糖質・食物繊維~」
大手前大学 健康栄養学部 管理栄養学科 吉澤 みな子 先生

私は大学や専門学校で基礎栄養学(栄養学総論)の授業を担当していることもあり、学生やアドバイザリースタッフの方から、栄養学に関する質問を受けることが多い。特に、アドバイザリースタッフとして勤務されている方からは、「今さらなのですが・・・」、「私、NR・SAの資格を持っているのですが・・・」、というような前置きの言葉をおっしゃり、申し訳なさそうに質問される方が多いと感じていた。しかし、そのような前置きも、今さらこんな基本的な質問をして申し訳ないという気持ちも全く必要ないと思っている。私もアドバイザリースタッフとして勤務していたら、基礎栄養学はすっかり忘れていると思うからである。
2016年3月の春期研修会(大阪)で、参加者の方からアドバイザリースタッフには必須である基礎栄養学の話をして欲しいという要望を受けた。この年は、オリゴペプチドを配合した特定保健用食品(トクホ)が、制度始まって以来初めてトクホの許可を取り消されたことや、オートファジーの仕組みを解明した大隅良典氏が、ノ-ベル生理学・医学賞を受賞したこともあり、たんぱく質やアミノ酸に注目が集まっていたことから、翌年2017年に、「今さら誰にも聞けない基礎栄養学~たんぱく質・アミノ酸~」というタイトルでお話をさせていただいた。
今年は基礎栄養学の話の2回目として、糖質と食物繊維を取り上げることにした。昨年、大麦を使用した食品が多く販売されブームになっていることや、糖質制限ダイエットについての質問が多かったためである。「大麦の何がいいの?」、「糖質制限ダイエットをするとなぜ痩せるの?」など疑問に思っている消費者が多く、正確な情報が知られていない。私はこれまで、動物実験であるが、大麦によるストレス性胃潰瘍抑制効果についての研究を長年行っており紹介したと思っている。
本講演では、アドバイザリースタッフに必要な栄養学の基礎知識について解説し、消費者の健康増進の一助になれば嬉しく思う。

お申込みはこちら