(投稿)6月14日「NR・サプリメントアドバイザー」レベルアップセミナー 東京会場

2015-07-14

2015年「NR・サプリメンアドバイザー」レベルアップセミナー(東京会場)を受講しましたので報告します。

演題1「日本人の食事摂取基準(2015年)の活用について」
プログラムには「食事摂取基準を現場で活かすには」とあったことから、その現場での活用例における解説があるのではないかと期待していましたが、実際には解説はありませんでした。過去の研修会等での内容とほとんど重複していたというのが率直な感想です。

演題2「食品表示のトピックス~食品表示法と機能性食品~」
最初に今年の4月1日より施行された食品表示法の概要について説明されました。
食品表示法の目的は食品衛生法・JAS法・健康増進法の表示部分において、包括的にまた一元化したものであり、特に以下について解説されました。
1) 加工食品の栄養素成分におけるエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量(ナトリウム)の表示が義務化。
2) 加工食品における栄養強調表示が義務化。栄養強調表示の改善として1)高い旨、含む旨、2)強化された旨、3)含まない旨、低い旨、4)低減された旨の4つに分類された。
また相対表示がコーデックスの考え方が導入されて、栄養強調表示の要件が変更された。
3) 栄養機能表示の拡大として、新規にビタミンK、カリウム、n-3系脂肪酸が追加。
今後、新しい栄養表示制度の枠組みとして、計算値方式の導入について検討されているとのことでした。

次に新たな機能性表示食品について、今回施行された機能性食品制度は、同じ栄養素以外の機能性表示で届出制にしているUSでのDSHAEA法の問題点を基に、創設されたことを解説されました。

次に「機能性表示の届出に関するガイドライン」の中から、資料作成に当たっての考え方についての解説がありました。特に①対象食品となるかの判断、②安全性の根拠、③生産・製造及び品質の管理、④機能性の根拠、⑤表示及び情報公開の在り方を中心として、その概要について解説されました。詳細につきましては省略します。消費者庁のホームページでも上述のガイドラインを公開していますので参考にして下さい。

最後に演題②で、「今後ともいわゆる健康食品についての表示内容は、栄養表示以外は変更しなくても良いのかどうか」と質問に対し、「いわゆる健康食品の健康食品の表示は、今後も変わらないと思う。しかし、規制は厳しくなってくることが予想される」と回答されました。
講演後に清水俊雄先生に確認したところ、「今後の状況等から問題のある健康食品を取り締まる目的で、食品表示法かあるいは景品表示法を改正して、監視体制に関する項目が盛り込まれるのではないか」とのことでした。

今後とも栄養表示基準の変更内容及び健康食品の監視体制がどのように推移していくのか留意する必要もあることを、今回の研修会を受講してみて痛感しました。

(アドバイザリースタッフ研究会会員 T.H)